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マレーシア ラマダン期間中は飲食店が閉まってる!?注意点と楽しむ方法

マレーシア
マレーシア旅行の際に知っておきたい「ラマダン」の注意点と楽しみ方についてご紹介したいと思います。

 

初めてのマレーシア旅行中に、
昨日まで賑わっていた飲食店街が突然シャッター通りになってしまい、
焦った経験をもとに、

ラマダン中に気を付けたい注意点と、
ラマダンならではの楽しみ方を共有できたら嬉しいです。

 

ラマダンは毎年期間が変動するので、〇月は要注意!
ということができないので、

今年のラマダンはいつかな?と事前に知っておくと
戸惑うことも少なくなると思います!

 

マレーシアのラマダン

 

ラマダンとは?

 

イスラム暦(ヒジュラ暦)の9月にあたる月をラマダン(ラマダーン)と言います。
(マレー語ではプアサ)

日本にも旧暦があるように、イスラム教にも独自の暦が存在します。

 

ラマダン=断食という印象が強いですが、実際は喧嘩や悪口、闘争などの歓迎されない(嫌って避けられる)事柄や、喫煙や性交渉などの欲を断つことで、自信を清め、信仰心を強めるという目的で行われる内容なのです。

 

断食は、ラマダン期間の1か月間、日の出から日没まで、飲まない・食べない、となっています。(日没後に飲食可能になる)

 

マレーシアでは地域によって日の出時間・日の入り時間が異なりますが、大体5時半頃~19時半頃までが断食の時間となっているようです。

(妊婦さんや病気の人、乳幼児など断食を免除される人もいます。)

 

 

 

 

ラマダンはいつ?

 

2019年:5月5日~6月3日

2020年:4月24日~5月23日

2021年:4月13日~5月12日

 

 

 

 

ラマダン期間中は飲食店が閉まる!?

 

結論:
・マレー系、アラブ系のお店は昼間の営業を休業しているお店が多い。
(夕方16時頃からオープンし、夜は賑わっている。)
・中華系や韓国系レストランや非イスラムのお店はオープンしていることが多い。
・マクドナルドやケンタッキー、バーガーキングなどのチェーン店は開いている。
・ショッピングモール内やスーパーのフードコーナーが全部閉まっていることはない。

 

 

地域によって多少の違いがあるのかもしれませんが、私が滞在したクアラルンプール郊外のサイバージャヤという所では、上記結論のように全てのお店が閉まってしまうわけではありませんでした。

 

特にマレー系・アラブ系のお店はお昼の営業が休みになり、夕方もしくは夜から
開店するというスタイルに切り替わるところが多い印象です。

具体的には、16時頃からオープンするお店が多いです。

 

ラマダン期間中は、日没後から食事ができるようになりますので、夕方になると夕食を求めて飲食店に向かう人が増えてきます。

 

テイクアウトが可能なお店も多いので、お持ち帰りして家で食べる人もいれば、
デリバリーを利用して家まで配達してもらう人、
外食する人など様々です。

 

 

普段よりも混雑することも多々あるので、込み合う日没前後の利用を避けて早めの夕食を済ませる、または注文した料理がすぐ来なくてもイライラしない状態のときに
飲食店を利用するようにした方が良いと思います。

 

 

 

 

現地でのエピソード① 困った体験談 ~18時半頃、マレー系のローカルレストランに行った時の話~

 

私たちのほかに5組ほど店内にいるマレー系のお店に夕食を食べに行きました。

サービスチャージ(10%)を取らない、地元のローカルフード店です。

注文をしてから15分…
なかなか料理が来ません。

その間に、先に来店していたお客さんのテーブルには料理が運ばれていくのですが、
よく見てみると、誰も料理に手をつけていません。

飲み物も口にしていません。

皆食べ物を前にスマホを見ていたり、友人同士しゃべっているだけなんです。

どうやら、先に席を確保し、注文を済ませて日没時間を待っているようなんです。

30分経過後、私たちのテーブルにも料理が来ました。

お腹が空いていたので、すぐにでも食べたかったのですが、
誰も食べていない中、私たちだけ食べ始めるのに抵抗があったので、
他の人が食べ始めるまで待つことにしました。

 

店の奥の方の席では、短時期時間中にも構わず食事をしている人が2組程いましたが、私たちは、断食中の人に囲まれる形で座っていたので、さすがに遠慮した方がいいかな、と…。

 

非イスラムの人は、断食をする必要はありませんが、最低限のマナーとして、断食している人の目の前で飲み食いしたり、見せびらかすのは、控えた方が良い、とどこかのサイトで読んだことも頭をよぎりました。

昼間開店している飲食店の中には、外から食べている様子が見えないようにカーテンをかけたりするなどの配慮をしているところもあります。

 

 

 

現地でのエピソード② 嬉しかった経験 ~バーガーキングでの出来事~

 

ラマダン中のお昼ごはんに、よくバーガーキングを利用しました。

普段は人気で、注文カウンターで並ぶことが多いのですが、ラマダン中はお客さんが少ないので、すんなり注文できます。(ちょっと寂しい気もします)

ダブルキングバーガー(牛肉のハンバーグ2枚もしくはフライドチキン2枚)とポテト+ドリンクのセットが9.90リンギット(RM9.90)というお得で安いセットがあります。

 

上記セットを2人分注文すると、トレーの上に「チキンナゲット」も来ました。

え?と驚くと、どうやらラマダン中の善行ということなんです。

ラマダン中の善い行いは、通常の期間よりも評価されると言われているようです。

思わぬサービス、嬉しかったです。

 

(レジの方はムスリムなので、断食中にも関わらずサービスしていただき、感謝感謝でした。)

 

 

 

 

ラマダンバザールはラマダン中だけの特別感あり!

 

いつもはお店が並ばない通りに、ラマダン中の夕方になると、多くのテントが出没する通りがあります。

ラマダンバザールと言い、日没後の食糧調達の場・断食明けのムスリムが屋台料理を楽しむ場となっているようです。

 

イスラム教徒ではない人にも開放されている屋台です!

 

とっても美味しくてリーズナブルなものも多く、観光客に人気の屋台とは違った雰囲気を楽しむことができます!

 

私たちがいたサイバージャヤでは、スーパー(Grocery)とテナント店のオープンスペースのようなところにも夕方になるとテーブルが並び、自家製ケーキやお菓子、お弁当、飲み物や雑貨を販売しに来ることがありました。

 

最初は、それがラマダンバザールだと知らなかったのですが、調べてみると、
ラマダン明けにお祝いをするようで、その際の資金を貯める目的で出店している人もいるとのこと。

それを知ってからは、ラマダンバザールに出店しているお店でお金を使いたいな、という気持ちが芽生えました。

 

ラマダン明けのお祝いは、ハリラヤアプサ/ハリラヤアイディルというようです。

一年で最もおめでたい日の一つでもあり、役所や銀行なども閉まる祝日となります。

 

KL中心の都心部などでは、もっとたくさんのテントが並ぶ盛大なバザールがあるようなので、機会があったら訪れてみたいなと思っています。

 

例)Stadium Shah Alam Ramadan BazaarやTaman Tun Dr Ismail (TTDI) Ramadan Bazaar、Kampung Baru Ramadan Bazaarなど

 

 

 

ラマダン明けのお祝いハリラヤは行政や銀行も閉まる祝日です!

 

さきほど、チラッと書きましたが、ラマダン期間が終了すると盛大なお祝いがされます。

 

2019年のハリラヤプアサは、6月5日と6日の2日間。この日は、行政機関も銀行も閉まる祝日です。

 

ハリラヤプアサの祝日は、飲食店やスーパーマーケットも全部休みなの?と

心配していましが、

私たちが利用していたスーパー(Village Grocer)は、

ハリラヤプアサの祝日2日間も営業していました。

 

飲食店は、ラマダンの時に日中の営業が休みになったお店は

閉まっていました。

 

祝日以降も1週間程度休みのお店もありました。

日本でいうお盆休みのような感覚です。

 

 

この日に初めてマレーシアに来たら、どこも閉まっていてパニックしてしまうのでは!?という質問も見かけましたが、

お人的には、1つも食べれるお店が無い…という事態には、よっぽどお店が少ない地域でない限り遭遇しないのかな、という感覚です。

 

 

飛行機は飛んでいるようです。

むしろ、ハリラヤ前後は1週間の休暇期間(バケーション)に入るので、交通機関が混雑するようです。

 

 

ハリラヤとは?
日本でいうお正月のようなもので、礼拝でお祈りをし、家族でお墓参りに行き、新調したマレー衣装を着てご馳走をいただくようです。子どもたちはお年玉をもらいます。

 

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